読書感想文|転載自由「アルジャーノンに花束を」作者ダニエルにご冥福を

   

   スポンサードリンク
                   

先日、「アルジャーノンに花束を」で有名なダニエルキイスさんがなくなりました。
著名作品として「24人のビリーミリガン」や「アルジャーノンに花束を」などがあります。
精神疾患や知的障害といった重いテーマを感動の物語で僕たち読者に届けてくれるすばらしい作者でした。
アルジャーノンに花束を
その方へのはなむけも込めて、筆者が読んだ「アルジャーノンに花束を」の読書感想文を載せたいと思います。転載しても大丈夫です。ご自由にどうぞ。

〜あらすじ〜
とある街にあるビークマン大学の研究室では、白ネズミのアルジャーノンを使った知能向上実験を試みる。それによって驚くべきほどに知能が向上した事で、人間にも応用してみようと言う事になり、応募してきたのが主人公のチャーリー。

前半のほとんどが知能に障害のあるチャーリーの独白によって始まる難解な日本語
ひらがなだらけ間違いもいっぱい
読みにくい

でもなぜだか飽きる事なくストーリーに引き込まれていく。
そんな物語。

チャーリーは実験に遥かに高い知能を手に入れます。
大学教授も驚くほどの天才っぷり
なんか国語もはなせるようになり、物理学、化学、生物学、研究に必要な知能をすべて一瞬で手に入れてしまいます。

しかしチャーリーは高い知能を手に入れた事によって、ぎくしゃくしてしまいまずパン屋をクビになります。
これはきっかけにすぎません。
今まで自分が接していた人たちの悪意や嘲笑の原因が分かり始めるのです。
今までチャーリーは周りの人間に笑われてもそれは自分に向けられた嘲笑と気づいていなかったので、周りが笑ってくれる、僕も楽しいという気持ちで笑っていられたのです。

しかし自分に向けられていた笑顔が、人を馬鹿にしていたと知る瞬間
これはとても怖い事だと思います。
今まで自分の居場所だった人間関係も偽りのものだったと気づかされるわけですから。

でも読者とチャーリーにとって幸福な事はチャーリーの心が人間の悪意に汚れていく事はないからです。

チャーリーは様々な葛藤に悩まされますが、それでも周りの人を愛し続けようとします。
知的障害者の自分を疎んじた母でさえも。
過去の自分、愛情に囲まれていた自分を見つめ直す事で、生きる道を模索しようとするのです。

それが天才の彼が導きだした人生のあり方。
作者は天才の言葉を借りて、様々な教訓を私たちに投げかけてくれました。
やはり大事なのは富や名声ではなく愛だということ。

スポンサードリンク

そんな大事な事を気づかせてくれたチャーリーですから、チャーリーが知能を失いながら分裂症状態に陥るところは胸の締め付けられる思いでした。

最後、チャーリーがすべてを失いかけていた時にアリスがかけた一言。
「手術を受ける前のあなたはこうじゃなかった。あなたは、私たちに尊敬する心を起こさせるような何かがあった。そうよ、たとえああであってもいいのよ」

この一言でチャーリー含めすべての読者は救われます。
アリスは、チャーリーがすべてを失った後でも寄り添ってくれる。そばにいてくれる

そしてこの言葉は私たちにも重要な意味をもたらしてくれます。
人が尊敬を勝ち得るのは富や知能だけではなく、心の中もあるんだと。

このようなすばらしい作品を残してくれた事、人生の教訓をたくさん落としていってくれた事に感謝します。
静かにお眠りください
ダニエルキイスへ

    

    スポンサードリンク
         

    

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ