ISISが人質動画をtwitterで拡散し,身代金要求の方針転換をした理由

   

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イスラム国の過激は組織であるISISが湯川遥菜さんと後藤健二さんの人質動画を撮影し、世界的な国際問題に発展したことは記憶に新しいと思われます。

湯川遥菜さんは残念ながら帰らぬ人となり、現在は後藤健二さんのみの救出が課題となっています。

そこで今回は、なぜISISが人質の動画を世界的に拡散しているのか?そして身代金を要求する真意は何なのかということについて検証して行きたいと思います。

ISISが人質動画を公開し続ける理由

ISISはイスラム教の中でも多数派のスンニ派(いわゆる過激派)の武装集団で、その構成員はイスラム国の人であったり、外国からの志願兵(傭兵)であったりします。

当初はアルカイダに忠誠を誓っておりましたが、組織的に離脱したことで独自に兵士を集めなければならなくなりました。
そのため、ブランドイメージが非情に大切で、「 ISIS is cool( ISISはかっこいい )」と思われることが非情に大切になってきます。

そのため、黒服を着た非情な映像を公開することでそのイメージを作り出そうとしていると言われています。

また、人質のジャーナリストの方達が、最後のときを迎える時妙に毅然とした美しい姿をしているのも、その時まで徹底的に拷問を繰り返し、早く終わらせてくれという諦観を植え付けているからだと言います。

しかし、そういったブランドイメージ戦略とは裏腹に、日本に向けたツイッターアカウントにおいて、検索に引っかかりやすくする為の多数のタグがつけられていました。
次のような物になります。
イスラム国ISISのTwitterの投稿

このように、ソーシャルメディアを使ってISISも必死に宣伝をしています。
その大小としてツイッターアカウントの多くが多数凍結させられたそうです。

スラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」との戦いは、戦場だけでなくオンラインでも繰り広げられている。米専門家によると、マイクロブログのツイッター(Twitter)では、この数か月でイスラム国関連のアカウント1万8000件が凍結されたという。

出典:イスラム国闘争がTwitterにも拡大

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人質動画で身代金を要求する理由

ISISが人質を利用して身代金を要求する理由はただ一つ。お金です。

前述のとおり、アルカイダから離脱したことで資金の供給源を失い、財政難になったと言われています。

さらにここ最近の原油安が引き金となり、ISISの財政はかなり逼迫していると言えます。

しかし、サジダ・アル・リシャウィ死刑囚の釈放と引き換えに後藤健二さんを解放するという方針に転換してきました。

これはなぜかというと、サジダ・アル・リシャウィ死刑囚がISISにおける中心メンバーで人気が高く必要な人材であることも関係しているのですが、重要なのはサジダ・アル・リシャウィ死刑囚がアルカイダの指導者であるザルカウィ氏と親族関係にあることです。

ここで今一度アルカイダとのパイプが出来れば金銭的にも余裕ができると見た為、このような判断になったのではないかと考えられます。

他にも、ヨルダン軍側の意向も、このような方針変更の一因です。

というのは、ISISに拘束されたパイロットのモアズ・カサスベ中尉の早期救出を望む国民の怒りがヨルダン政府に向いてきている。

そのため、ヨルダン政府は国民の怒りをISISの責任にする為に、サジダ・アル・リシャウィさんの釈放と引き換えに、モアズ・カサスベ中尉を解放すると発表しました。

ヨルダン政府に交渉の主導権を握られたくないISISは、その交渉に後藤さんを巻き込むことで日本政府との三つ巴の戦いに持ち込もうとしています。

このような複雑なイスラム国の背景が今回の方針転換と身代金要求の理由です。

    

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